私は、「これ」で勝ちました。
CQB流分身の術
忍法の分身の術とは、すばやい動きで網膜の残像現象を利用したものとされているが、いくら鍛えても
それは無理でしょう。君津CQB流派では、ヒモを利用します。

ゲーム開始とともに、谷を見下ろす傾斜地の茂みを目指した。中ぶりの木を見つけ、予め用意していた
黒い糸をその木の枝に結びつけた。谷の通路へ降り対面の傾斜を上り茂みに潜伏した。
ゲーム中盤にかかり敵の主力が前進してきた。こちらは、相手の上空1メートルからの迎撃体勢をとる。
ピンと張った糸の真下を敵主力が通過したときに軽く糸を引き、緩めを繰り返した。
当然ながら、敵の2名は、ざわざわと音のする方向に視線を集中した。私は、背中を向けている敵2名に
対し背中にフルオートをお見舞いした。敵2名は、振り向きざまに狙撃点を確認したが、こちらは、残身を
決め反撃に対応した。明らかにヒットされたことを自覚した2名は、ブツブツ言いながらセーフティに戻って
いった。
CQB流分身の術とは、存在しないところに、存在するかのごとく錯覚させることである。
ヒモを利用して、枝葉をユサユサと音を立てることで、いかにもそこに潜伏しているかのごとく
錯覚させる術である。
ヒモを使うことができなければ、草木を利用して仕掛けを作ってみましょう。
ベトナムでは、どこでも見かけた仕掛けです。