本CQBマニュアルは、『CQB訓練マニュアル』『CQB戦闘マニュアル』『CQB戦術マニュアル』の
3部で構成されています。
『訓練マニュアル』では、『戦闘マニュアル』を実践するための訓練内容を記しています。
『戦闘マニュアル』は、『戦術マニュアル』に移行するための基礎になる個人の戦闘能力向上の
マニュアルです。さらに、『戦術マニュアル』では、チーム編成での戦闘戦術に関して説明されて
います。いずれのマニュアルも相互に関連しており、すべてをマスターして『CQBマスター』と呼ぶ
にふさわしいといえるものでしょう。
それでは、皆さんのもっとも興味をもたれるであろう『戦闘マニュアル』から始めましょう。
なお、当マニュアルは、軍隊系CQBが30%で、
ポリス系CQBが70%の混合系であることを、予め
お断りしておきます。SASのように誰でも撃っちゃう
システムではなく、人質を救出するとか、容疑者は、
生かして逮捕するという目的が強くなっています。
まず、答えをすぐに見ないで、しばらく下線部分について考えてみてください。
CQBの戦闘は、一言で言えば、ある点を除いて、(1)□の□□にほぼ同じく例えられます。
その、ある一点とは、(2)□□の無いことです。
視界の狭い空間では、(3)□□□□□し、視界の広い空間では、(4)□□□□□することが
可能です。可能であるという意味は、(4)するか、(3)するかを状況に応じて判断するという
ことです。かならず、(4)すると言う意味ではありません。但し、狭い空間では、ほとんどの場合、
(3)します。
タイトルのDO YOUR BEST OR DEATH.の意味は、最善か、死か。という意味で、
最善を尽くさなければ、「ヒット」を意味するものです。自分に有利なことは、すべて取り入れる。
自分に不利なことは、一切行わない。と考え、(1)の状況を頭に浮かべながら、読み進めてください。
『戦闘マニュアル』を完全にマスターしても、勝てる保証はありません。1対1では、偶然に負けることが
ありえます。但し、『戦闘マニュアル』マスターした、5名のチームと、全く理解していない、5名の
チームと対戦すれば、100%前者の勝利を保証いたします。
答え・・・
※2006・10・06改訂=広い空間とは、ヨコに広い空間ではなく、前方に長い空間のことと読み替えて
ください。自分の視界を越えるヨコに広い角度の広い空間ではなく、長い廊下のようなヨコに狭く、
タテに長い空間の場合をさします。細い道では、ゆっくり走るのが常識。なのに、細い道をよそ見して、
スピード出して何人も人を殺したヤツがいますが、CQBには向いていません。スピードを出していい
場合は、道幅が広くて、混雑していない場合に限られるように、広いスペースであっても、複雑な間取り
のインドアであれば、ゆっくり走らないと事故、まさにヒットにあうのです。運転が軽率な方は、CQB
は、やらないほうが良いでしょう。