『戦術マニュアル』については、チームワークに関して説明を進めていきます。
一言で表せば、将棋やチェスに感覚が似ています。将棋では、『駒にひもをつける。』と表現しますが、
メンバー同士が互いに連携を取ることが重要です。言い換えれば、単独行動を慎むとなります。
主力(飛車)を敵陣内に送り込むためには、角のように、思いもよらぬところから掩護(カバー)が行われ
互いに連携して前線を押してゆく必要があります。ランチェスターの法則にのっとり、2対3なら3の戦力
のほうは、倍以上の戦力になります。
チームリーダーさんは、スタートの前にフィールドをリサーチし自軍の主力を中央に置くか、右翼におくか
左翼に置くか検討します。チームで予め暗号を決め、中央突破(中飛車)なら、「31」、右翼(居飛車)
なら、「45」とか、左翼(振り飛車)なら、「27」とか、敵に悟られない暗号をつけます。
将棋に共通する点で言えば、序盤の配置で勝負は決まります。
チームリーダーは時に、ゲームに参加せず、全体の流れと結果を見ていることも必要です。
■ワンポイントレッスン・・・太陽を背にして展開する。
太陽に向かって運転すると前方が見にくいし、速度が落ちます。
同様に、太陽を背にした部隊の展開を考えたほうが有利です。